Sad Song For Ugly Daughter@本多劇場






予告もむなしく一週間経ってしまいました。
6月10日からはじまった、ウーマンリブVOL.12「Sad Song For Ugly Daughter」観劇してきました。


わたしにとってはウーマンリブ先生以来のウーマンリブ!(ていうか大人計画?)DMも届かなくなっているような弱者でありながら田辺誠一に後押しされてがんばりました。


今回の舞台は、客演がまず宮崎あおいっていうスーパー豪華な感じでございまして、田辺誠一、さらに岩松了というようなもう宮藤官九郎で思春期をどっぷり過ごした私には垂涎ものでございました。


ウーマンリブといえば私は「コント」のイメージが強いのですが、今回は基本笑いでありながらも何気に真面目なテーマというか、すごく劇中に胸に響くような言葉が散りばめられていたような気がします。
軽く笑わせられているからこそ突かれる本質といいますかね。
これ、軽く言っちゃうと宮藤さん的には「ホームドラマ」って枠みたいです。


あまり中身には触れませんが、まずね(よくわかんないけど)時空を越えてやってきたという、男性をたのしませるw意匠の凝らされた、とっておきの(性の)道具を模倣した衣装を見にまとった荒川さん(ボイジャーw)が現れます。
で、このひとやっぱ設定意味分かんないけど、なんだかんだキーマン。
そして安定の荒川さん。
で、真剣にものいうボイジャーは衣装がすんごいふざけてるのにうるっときちゃう。


田辺さんは完全に三枚目の役。
だからね、ぜんぜんかっこいいオーラ出てないwwww
おもしろすぎて笑った。
でも、正直大好きな田辺さん、実際にみてもかっこよくなかったってちょっとショックだった。しかしながらね、カーテンコールでビビりました。
演じ終えて素にもどった田辺さん、一気にオーラまとって超絶かっこよかったよ(笑)


そして、宮崎あおいさんです。
なんだろ、このひと。
すごいお人だwさすがってか、まずかわいすぎる。
目の前にいるのに*1、かわいすぎて、間近で見てる感じ一切しませんでしたw
そして、コメディな感じもシリアスな感じも同時に演じきる、空気を動かすのがやっぱ大女優だと思いました。


岩松了さんと松尾さん。
この2人を同じ舞台上で見れるなんて、高校生のわたしが知ったら泣くよ!!!いやー、もう圧が違いますワ!正直!


少路くんはもう安心してたのしませていただけますね。


去年のオーディションで入ったという、宮崎あおいの弟役、矢本悠馬さんはわっかいのにうまいなぁと思ってたら子役経験もあるということできっとこれからいろいろテレビに出るんだろうな。


宍戸さんはやっぱ大人計画の女優ってかんじ!


で、宮藤さん。
宮藤さん自身も出演されてました。何気に展開をもたらす人ですよね。ひどいこと言うひと。てか、未来人w、なんであんなにこう額から水を出す小細工いるんだ。ビシャビシャじゃねえか。しかし、やっぱかっこよかったです。


そして、わりと前情報なしで観に行ったのですが、音楽担当は向井さん、向井秀徳なんですね。もう劇場に入った時からワールドが広がっててわくわくしましたが、OPで曲がかかりだすと、そりゃぁもう!という感じでした。
パンフレットを読むと、ざっくりとした設定だけを読んで向井さんのイメージで作られたそうですが、劇全体を包括するようなすばらしいかっこいい曲。
キリキリしてて、興奮しました。
また、舞台上の演出もOPがかっこいいんだ。蛍光塗料がブラックライトのなかでがっつり光って!


さて、そんな向井のかっこいい曲の入った、サッドソングのサントラ、遅れて劇場、そしてライブ会場で発売ということ*2(はじめから売ってよ!)
正当防衛の歌もとてもすばらしいよw










この写真、演劇っぽくていいww


できるのであれば、またみにいきたいと思ったり思わなかったり。
楽しい時間でした。


それにしても、ロビーのお花の量が尋常じゃなかったなと思い出すのであります。いやはや、さすがでした・・・



*1:(2列目真ん中だったのだ)

*2:向井秀徳情報